有田、in blue 暁。

向き合うだけでクリエイティブ脳をピリピリ刺激するような、半端ないギャラリー。

林の中からヌッと現れる「in blue 暁」。連れて行く友達はみんなお決まりのごとく、あまりのビジュアルにハッと息を飲み込みます。

 

グレー漆喰でシャープに仕上げられた壁は、左官さんの手によって何度も塗り重ねられた渾身の作品です。

 

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鉄製の外扉も熊本県の職人に頼んでつくってもらうというこだわり。シブく重く光沢を放つ鉄は、漆喰で固められた外観へさらにキュッと緊張感を加えます。

 

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一枚板でつくられた扉を開くと、開放感あふれるギャラリーが、まぶしい光とともに目の前をはばたきます。

 

作家として活躍する百田暁生氏の作品が調和ある配置で並ぶ室内。有田の幽玄な岩山を背景に、まるで自然の中に作品が溶け込むような錯覚を誘うディスプレイです。

 

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百田氏の作品は、シンプルなデザインの中にも、ひとの手ではとらえきれない偶然性とでもいうような複雑さが織り込まれ、ついつい見入ってしまいます。

 

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なかでも製作に力を入れているというのが酒器の数々。ギャラリーと一体になった工房で日夜研究に没頭しているといいます。

 

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言葉では尽くせないような居心地のよさ。思わず足を運びたくなる魅惑のスポットです。